けーすけ

DUNE/デューン 砂の惑星のけーすけのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.4
⊃∪∩∈


前評判も良さそうで気になったので観てきました!
前情報何も頭に入れずでしたが、壮大な世界観についていくのが大変でした…。日本公式サイトの人物相関図、用語解説を事前に見てから鑑賞する事をお勧めします。
https://wwws.warnerbros.co.jp/dune-movie/keyword.html


・砂の惑星「アラキス(通称:デューン)」はメランジと呼ばれる香料(スパイス)が採取できる唯一の場所
・長年ハルコンネン家がアラキスを統治し、スパイスを独占して巨額の富を得ていたが宇宙帝国皇帝の命令により急遽惑星から撤退
・帝国は惑星アラキスをアトレイデス家のレト公爵に統治するように命じ、レトら一族は移住するがそこには罠が
・レトの跡継ぎである主人公ポールは母らから課せられる鍛錬によって力をつけていっていたが、日々見る夢(予知夢?)に悩まされていた
・アラキスへ移住した先でポールたちに起きる出来事とは、、、




これはIMAXで観るために作られたような作品。没入感がハンパなく、映像体験が凄まじかったです。(ただアスペクト比の切り替わりが激しめなので気になってしまう人もいるかも)

そして音響、BGMも大迫力で押し寄せてきて、映像美とあいまっての相乗効果がとてつもない。ただ、あからさまに仰々しく感じる部分もあるので苦手な人もいそうかもと少し気になった点もあり。
でも劇伴の中にはバグパイプなど民族音楽を交えた雰囲気がありつつ重厚感がすごかったー。


世界観は壮大だけど、争いのタネは資源であったりするので設定としてはよくある感じですね。とはいえ原作も今から50年以上前の小説なので、以降の様々なSFに影響を与えてきたのでしょう。


惑星アラキスはひたすらに砂だらけで植物もほぼなく、人間以外の目立った生物もほぼいないのでどういう生態系かが気になってしまった。

生態系というと「砂虫(サンドワーム)が出てくる」と聞いてそこそこに巨大なミミズみたいな生き物かと思ってたら全長400メートル以上ある巨大生物って!ひたすらに砂しかないのに普段何を食べて生きていってるのだろう…笑

バカでかい宇宙船とか、攻撃から身を守るシールドの機能、アラキスで移動する際に使われるオーニソプターと呼ばれるトンボのような羽ばたき機等のワクワクさせられる演出も多々あったり、美術面もどこを切り取っても秀逸。



役者陣もみんな最高の起用で、ポール役のティモシー・シャラメが色気全開。最近の出演作だと色男&ちょいヘタレな役な印象が強かったですが、本作での物憂げな表情や、強い父の背中を追うまだ成長しきっていない息子感がバッチリはまっていたと思います。

母親役のレベッカ・ファーガソンも美しいし、出番はそれほど多くなかったですがゼンデイヤもこの先の重要人物として存在感が出てました。


2時間半の超大作(だけど序章!)、映像美と世界観は映画館で体験して損は無いと思います!
続編、早く作って~!!


2021/10/16(土) 109シネマズ二子玉川 シアター7 19:20回にて鑑賞。IMAX2D 字幕 H-14
[2021-081]
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