ナカモト

DUNE/デューン 砂の惑星のナカモトのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.5
原作を読んでから観ようと思ったけれど、予告を見るたびに音像・映像を味わってから原作をじっくり読みたくなり、三部作に分かれているうちの上編の半分まで読んでから映画館へ。

なんというか、、語彙力が追いつかない、、完璧。
美しくて危うさを孕んでいる砂の惑星をはじめとする宇宙、この世界。
砂(スパイス)がキラキラと舞う風景は美しいの一言に限りますし、そこに“夢”という鍵。

フェチで癖で好みでたまらないレイアウトの細部の、絵画的と思わされるような美しさ。
黄金に輝く壁画たち。
建築物や砂漠、砂虫という壮大なものたちと対照的な人間のサイズ感。
空中を自由自在に悠々と飛ぶSF的乗り物や機器の数々。
DUNEという映画を形成する全てのパーツに興奮して没頭し、鼻息を荒げながら鑑賞した2時間半はあっという間でした。
しかし2時間半は冷静に考えてもお手洗い休憩が欲しいと思ってしまう…苦笑

続きが気になって仕方なく、映画の続編はもちろん楽しみで、原作を読むことを再開できるということに喜びを感じています。

ダンカン、好きです…
ハルコンネン男爵の不気味さと残酷さがお見事!
あとティモシーは王子すぎてずっとずっとキュンキュンして、画面いっぱいにティモシーな時は目を逸らしちゃいそうになりながらも素直に美しいお顔を目に焼き付けました。ゴチソウサマです。

(男爵の、治療で浸かってた液体から頭を出すところ、地獄の黙示録を思い出さずにはいられませんでした…笑)