あしからず

DUNE/デューン 砂の惑星のあしからずのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.8
「メッセージ」で言語について描いたヴィルヌーヴがここでも言葉を描写するのが運命的。声がキーながら幾度も目の会話(特にゼンデイヤとの)を織り込むの良い。60年代の原作が低温グレイッシュな映像で現代的に抽出されて美しい反面、砂漠など自然は少し単調。原作未読ゆえ例の“スパイス“に匂いがあるのかは分からないけどそれも香っては来ない。決闘シーンも通過儀礼の割にさらり。
反復過多な気もするけどSF大作は圧縮されがちだし独自用語で混乱しがちなので物語を丁寧に描く姿勢はとても好き。序章として充分だったので次回に期待。SWの父に対してDUNEの母の役割がたのしみ。
シャラメが出ると画面が洗練される〜
あしからず

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