かりん

DUNE/デューン 砂の惑星のかりんのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.2
Part2の公開がやっと発表された。良かった、良かった。
この作品は本作だけでは評価するのが難しいと感じた。
悪い意味ではなく、あまりにもあっという間に2時間以上経過していて、もっと観たいという思いに駆られたので。
映像は素晴らしいし、ハンスジマーの音楽も最高。バグパイプにはちょっとビックリしたけど…アトレイデス家はつまりあの国の未来ってこと?
物語については、私はかなり原作をわかりやすくしてくれていると思った。はっきり言って原作はあまり親切な作りでなく、独白が多いし、思考の変遷を長々と語るところもあるので、そういった部分を排除して、映画として面白いようにメランジ大量摂取の瞬間を視覚的に描いたり、ダンカンとポールの絆を描いたり(原作ではあまりダンカンとの絆は描かれない。原作よりかっこいいし終盤の戦闘シーンも胸熱)していて私は納得の作りだった。サーダカーの出陣式の気持ち悪さが個人的にツボ。

キャストが素晴らしすぎて、特にポールはティモシーぴったりすぎてびっくりした。
あとはガーニー役のジョシュブローリン!大好き。ガーニーは歌う人なので歌ってほしかったけどね。
ダンカン役のジェイソンモモアも、意外にヒゲ剃ると穏やかな顔をしていて、ダンカンな感じしたし。
お父様役のオスカーアイザックかっこよかったな!

惜しいのは、もっとスローモーションとかを使ってフレメンの闘い方をかっこよく描いて欲しかったというところ。あんまり劇的な画を撮るのはドゥニ監督少し苦手なのかしら?だってフレメンはサーダカーの部隊を皆殺しにできる民族なんだから。。
それはPart2に期待ということで。
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