これはPART1だけじゃ評価が難しい…
良いところを挙げようと思えば無限に挙げられるし、特に期待してたドゥニヴィルヌーヴの美しいランドスケープの映像は堪能できた。美術が相変わらず本当に素晴らしい。ここまで映像と設定の完成度が高いSFは久しぶりに観る。
しかし、正直期待値の高さもあって、蓋を開けてみると完全なプロローグ、PART1だけだと豪華キャストとお金がかかった凡作という感想も嘘ではない。
特に深刻だったのは、クライマックスの不在。原作知らないけど、もっと主人公の覚醒とか覚悟がダイナミックに描かれるシーンが映画のどこかには必要だったように思う。
ラストの次作への予感や余韻も弱いし、残された謎や伏線、フリが続編へのワクワクに活きてこない。なんか全体的にヌルッとしてたんだよなぁ。
似た映画だと、例えば『バーフバリ』は前編だけでもラスト含めて凄いワクワクがあった。
あとアクションは普通に微妙だった。
そして今回はIMAXレーザーGTで鑑賞したけど、この映画は完全にIMAXで観るためにスケールが設計されている。スクリーンも音もデカけりゃデカい程良い。世界初Filmed For IMAXの凄味を体感できた。
これ普通のスクリーンで観ると肩透かしな印象がさらに強まるんじゃないかなー
正しく評価するためにも、PART2を観るしかない!!
【鑑賞回数】2
【鑑賞履歴】
・2021/10/27 🎞グランドシネマサンシャイン【IMAXレーザーGT】
・2024/3/16