七沖

DUNE/デューン 砂の惑星の七沖のレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.3
〝この惑星を制した者が、全宇宙を支配する。〟
前知識一切なしで観賞したが、キャッチコピー通りの壮大さにまんまとのめり込んでしまった!

ポールたちアトレイデス家は皇帝の命令で砂の惑星デューンの統治に赴く。だが先任としてデューンを統治していたハルコンネン家の策略により、ポールは命を狙われる身となってしまう。彼はデューン原住民に協力を求めるが…というストーリー。

正直言うと、予告があまり面白そうだと感じず、最初は観る予定はなかった。ティモシー・シャラメが人気なのも知っていたが、あまりピンと来ていない。
そんな自分が本作を観ようと思った理由は、本作の原作小説にスターウォーズが影響を受けていると知ったからだ。これ結構有名な話らしいが、恥ずかしながら今まで知らなかった…。

独特の世界観に慣れるまでがちょっと大変で、よく分からない横文字はたくさん出るし、登場人物も多い。ただでさえややこしいのに、英語と中国語と手話を交えて会話するのはやめてくれ笑。
だが、この世界観が良かった!
最近観るファンタジーやSF映画はシリーズものだったりリブートが多いので、初めて目にする世界観を大いに楽しめた(本作もリブートだが自分にとっては初見ということで…)。
説明や独自用語も多くて、初見ですべてを理解するのは無理だと思う。だが、ビジュアルが魅力的なので、なんだかんだで話にはついていける。トンボヘリや水を循環させるスーツにわくわくした!

役者については、本作でやっとティモシー・シャラメという俳優をちゃんと認識した。めちゃくちゃいい俳優さんだったんだな…!
スターウォーズでポー・ダメロンを演じたオスカー・アイザックについては全然気づけなかった。ヒゲがフサフサしていてまったく分からん笑
難解な世界観ながら、ダンカンだけは分かりやすくて助かる。演じたジェイソン・モモアの登場シーンが自分にとってのご褒美タイムだった。

これは後編も期待してしまう!むしろ、本番は後編からなのだろう。
新しい世界観や新しい役者の魅力に気づけたりと、本作は自分にとって映画の楽しさをさらに広げてくれる作品になった。
七沖

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