グラノーラ夜盗虫

DUNE/デューン 砂の惑星のグラノーラ夜盗虫のレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.5
!最高な映画体験だった!
「細心の注意を払って作り出したので、劇場で鑑賞することこそがベスト」とヴィルヌーヴ監督がストリーミング配信を批判していたけど、まさにその通りで、映画館で見ないとこの映画の魅力は2割くらいになってしまうんでは・・・?という感じ。特にさすがハンス・ジマーな音の作りは映画館で堪能すべき(TOHOシネマズの音響良すぎて耳割れそうだったけど)


個人的にはアラブ文化大好きなので(くくりが解像度低くてすみません)、確実にそれを意識したアラキスの風貌が最高だった。

あとティモシーシャラメ(名前も美しい)が美しく、すでに20代後半にもかかわらず少年さを残したあどけない風貌がぴったりだった。後半に向けた”転換”をどう演じるか楽しみで仕方ないです。

ヴィルヌーヴ監督は、不条理で無慈悲な現実に立ち向かう個人を丁寧に描くべく作り出された緊迫感のある演出と陰鬱な雰囲気が魅力なので(登場人物は9割型思い悩むやもがき苦しんでる気がする)、SWのような明るさやエンタメが好きな人には多分楽しめないタイプの映画だと思いました。