Yoshi

DUNE/デューン 砂の惑星のYoshiのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.4
圧倒的映像美にただただ目を見張る序盤。
それぞれの立ち位置や関係性がよく分かる流れ。
よくわからん用語は出てくるものの、その後の会話で説明がされていたりするので、さほど難解ではなく。
ストーリーも、色んな要素が物凄く沢山出てくるものの、大筋がしっかり描かれているので分かりやすいので、入っていきやすい。

ちょっと長丁場な感じはあるものの、(DVDを家のテレビで見たので、一時間に一回?は用事で止めたよね 汗)、多分原作がもともと良いのだろうけど、起伏がある作りで飽きさせない作りと言いますか、次に何が起こるのか、これからどうなるのか、一瞬も見逃せない!と、ラストまで観ました。

デビッド・リンチ版のデューンは、スティングが出演しているという理由だけで観たのですが、結局何だか分からず、ハルコネン家は気持ち悪いーっていう印象で終わってしまった因縁の作品でした。

が!!
なんだ、これーー、好き嫌いは分かれるだろうけども、SF好きなら絶対好きなやつ!!!
原作は未読ですが、きっと本を読んだ時に、こんな風なんだろうな、と読者が思う景色をこの映像は作り上げているんじゃないだろうか…(それ以上か…)と思うような広がりのあるもので、映像に本当に鳥肌が立つ時があって、変にゾワゾワしました。

そして、美しい親子観てるだけでもいい、とさえ思わせる存在感、最高。
先日ドクター・スリープを観たばかりで、レベッカ・ファーガソンのことを書きましたが、こちらでも全く違う役で、圧倒的だなぁ…と。
ティモシー・シャラメは、君の名前で僕を呼んで、で観た以来でしたが、やはり繊細さを持った役が適役ですね、母を思う息子、でもこんな境遇になったことを辛くも思っていて…、いや、もう良かった。

余談ですが、ジェイソン・モモア出てきただけで、絶対強さの安心感ありますよね(笑)

次作は劇場の大きなスクリーンで観たいです。
Yoshi

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