スターウォーズがディズニーというダークサイドに落ちた今、わたしが渇望する大作SFファンタジーがここにあった。
スターウォーズは、、、仕方のないことだ、ジョージルーカスの手を離れ完全に作品が独り歩きしていたし、
ジョージルーカスが作りたくて作った作品と大企業と大勢のファンの欲望を埋めようとする呪われたモノは全くの別のものだ。
原作がスターウォーズに大きな影響を与えているのでつい比較してしまうが、
本作は非常にシリアスで、少なくとも夏休みに子ども連れで観に行くような映画ではない。
説明や会話も少なく内向きな作りになっている、美術もモダンだが華美でなくマットでシンプルな作りになっている、諸々のせいで賛否が分かれるのだと思うが、私には非常に好印象だった。
大作SFファンタジーだからって大騒ぎする道化的な映画を求めているガキは帰ってネズミの国のポリコレスターウォーズでも観てればいい。その方が幸せだ。
ストーリーは、ゴタついている帝国の領地で希少資源が採掘される砂の惑星を新たに任されたとある公爵の息子が、不思議なパワーに目覚め導かれ紆余曲折あって砂の民と出会う所まで。
まぁその後、手を取り立ち上がったり座ったりするんだと思う。
そう聞くとなんだか古臭くてそんなに面白い話ではないが、監督や美術の妙もあって静かに沸々とワクワク感があるのが、良い。
あのアステカの生贄大勢バージョンみたいなシーンはなんだろう原作読めばわかるのかな。
後編に期待する。