Monisan

DUNE/デューン 砂の惑星のMonisanのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.8
観た。
パート2が話題なので。

1965年に発表された世界で最も売れたとされるSF小説が原作の映画。
今作が公開される辺りで、なんと無くそんな作品あるのね、くらいだったし。デイヴィッド・リンチの映画も観ていない。

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の作品は「メッセージ」しか観ていないけど、物体のスケール感とかとても上手な印象。

正直、前半は映像綺麗だし、ティモシー・シャラメのお顔も美しい。けれど、登場人物や惑星、組織の名前を覚えきれず…ふわっと観ていた。
羽ばたき機、あの砂漠と岩場では決して機能的とは言えないよなぁ、とか。

後半、戦闘シーン辺りからその映像美に凄みが増してくる。スターウォーズや他のSF映画の戦闘シーンと比べて、静かというか、一貫した美意識みたいなものがある。能の舞台を観ているかのようでもあった。内容を追わずに感じてて良い感覚。

砂虫の荘厳な怖さも、とても素晴らしい。
ハンス・ジマーの音楽も美しい映像に良い緊張感を加えてくれていて良い。

劇場でパート2、観に行くか。

ドゥニ・ヴィルヌーブ、脚本・監督
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