デヴィッド・リンチ版のデューンは大昔に観たきりなので殆ど覚えておらず、その分新鮮な感じで観られた。と言うより今回はヴィルヌーヴ独特の余計な装飾を排除して影の美学を強調した造りになっているので、もう完全に彼の世界観が全面に押し出されている。その分やっぱり地味に感じてしまうし、スター・ウォーズのタトゥイーンのシーンが延々と続いているようなイメージが残る。そもそも砂の惑星が舞台のお話なのでしょうがないけど。物語の抑揚は続編に期待かな。あとエンドクレジットでシャーロット・ランプリングの名前を見つけて驚いたんだけど、ベネ・ゲセリットの教母?の役だったんだな。ずっと顔がベールに隠れたままなのでこれはわからん。