KIYOKO

DUNE/デューン 砂の惑星のKIYOKOのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.7
まず『メッセージ』を見てドゥニ監督を知ったが、彼のSFに対して正面から真面目に向き合ってる感じがすごく好きだった。

さてDUNEについては、これは自分の悪さだが、映画館で見るべきだったと後悔。
配信で見るとこの映画のスケール感など、本当の凄さを体感できないなと。

ただどちらにせよ面白いかと言われれば、正直退屈。ディティールの凄みで見せる映画に思えた。

完成された世界観や宗教観の上でドラマが展開されていくので、ほぼ説明なしに謎の名詞が出てくる。しかも要素が多い。

そこに作り手のフェチズムを感じるし演出意図は理解できるのだが、それにゆえに話を追いづらい部分があり、少し退屈に感じた。

映像そのものや音響効果など、要素で切り出すとどれも素晴らしい。
細部はわからなくてもストーリーは追えなくない。
ただその細部が掴みづらいので、結局どういうことが起きていたのか、解説等を読まないと追っていけないのが悔しかった。
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