STAR WARSオタクとしてはいつか観なければと思いつつ、過去に30分観て挫折したので意を決してリベンジ。
結論、STAR WARSのインスピレーション元となっているのは火を見るよりも明らか。
なんなら、原作があることを知らなければSTAR WARSのパクリ(実際には逆)と思ってしまうほどSTAR WARSのエッセンスてんこ盛りの作品だった。
STAR WARSの元ネタになってるであろう用語たちを思い付く範囲で下に挙げてく。
アラキス→タトゥイーン
アトレイデス家→スカイウォーカー家
ベネ・ゲセリット→ダソミアの魔女
メランジ→ミディクロリアン
シャイイ・フルド→サルラック
で感想はというと、良い意味でも悪い意味でもヴィルヌーヴ作品だなという印象。
ヴィルヌーヴ作品の映像ってとても美しいとは思うのだが、どこか曇り空というか全体的に暗い印象が常にある。
またテンポが良いとは言えない展開で、その2点はブレードランナーを観た際にも感じた部分だった。
あくまでも個人の考えだがこの映画に無くてSTAR WARSにあるもの、それはユーモア、テンポの良さ、ポップさだと思う。
今まで自分はSTAR WARSの世界観の部分が好きなのだと思っていたが、この映画を観てSTAR WARSシリーズの映画としての総合的な完成度がとても高いことに改めて気付かされた。
総じて世界観や美しすぎる映像はあっぱれだが、人を選ぶ作品なのではないかと思ってしまった。
デヴィッド・リンチ版もまた観てみたい。