一般の評価が低いのには理由があります。
それを除けば、割と好きな味付けと展開。
フローラやビアンカの性格も少しずつ違って、魅力的だった。
ただもう少し、2人のうちのどちらを選ぶか、あの、胃が痛むような決断の夜をどうにか組み入れて欲しかった。
本作はドラクエⅤ初めての方でも楽しめるように脚本や設定が結構変わっているところがあります。このあたりの編集はすごく良かった。
そして、本作が問題作となったのは最後数分のトンデモ展開だと思うのですが、これはもう思想の問題であって、良い悪いよりも好き、嫌いで語らないといけない問題なのでしょうね。
主人公の、「本当に痛かったんだってば」と嬉しそうに言うのは、おそらく、願いが叶った。そして、人間だった彼は、もう元の世界には戻れない。そういうことなんだと思います。はい。これが好きか嫌いか。ドラえもんは好きだけど、のび太の夢だったというオチは嫌い、という話に通ずるものがあると感じます。
