tkm

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのtkmのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

まずはじめに。(追記あり)
映画を観る前に内容や評価、ネタバレは一切触れずにまっさらな状態で観た。賛否両論と言われても私がどう感じるか、楽しもうと観た。

そして私、ドラクエVはスーファミ版、プレステ、そしてビアンカ・フローラ・デボラ全てプレイし思い入れはそこそこある状況。

「ラストが」「タイトルが〜」ってSNSで書かれているのは見かけた。残念、それだけで充分なネタバレだったね。

そのラスト。

………は?
なにが起こったのか分からず、ただただ画面を観ていた。観させられていた。
受け付けたくなかった。
めちゃくちゃショックを受けた。
ミルドラースは?誰これ?

スーファミ版のカセットを手に取るリュカ。
今までの世界観が全部無になった。
否定された。ドラクエとは?
ウイルスだ?ワクチンだ?VRだ?
はぁ?


結婚相手はフローラ派ビアンカ派、キラパンの名前は?
…そんなん正直どーでもいい!

冒頭の、あえてゲーム画面使って、誰もついていけない・キャラへの感情移入もできないツギハギのダイジェストが展開される。無。
あれ文字と回想シーンで良かったんちゃう?
まあそんなんもどーでもいい。

ブォーンの討伐が何故か終わってみれば「クエスト」呼ばわりされてた。これも取るに足らないこと。どーでもいい。

無です。無。

なかなかタイトルバックが出ないなーと思ってたんですよね。(出てたらごめん)

そしたら最後にばぁーんと、ユアストーリー。
ああそうですか。
ユアストーリーですか。。
あのサラリーマンの。へえ。

これ、ドラクエの設定でやる必要なくないですか?
ファンをバカにしてるのかな?

もちろん、途中感動したシーンもいくつかありましたよ。ヘンリー王子好きでしたし。

でもあれはすべて、思い入れのある作品を脳内補完した感動だったのかもしれない。

怒りというよりは脱力、虚無に近いかもしれない。
これ以上、映画のことを考えたくないかも。
賛否両論?ほんまどーでもいい。

そんな虚無になるには充分の映画でした。
わたしの感想は以上です。

こんなんSNSに書けるかよ。

--
8/6 追記
映画を観てから一晩、感想書いてから一晩置いて、さまざまな感想を見かけて考えてみた。
いや、SNS周りがざわざわしていて、しばらく何もみたくなくなっていたのが正直なところなのだが。

これはドラクエVではない。
ユアストーリーなんだ。そうなんだ。

初見ではあのラストの瞬間に、二つの感情が湧いた。
それ以降の記憶が薄いが、ショックな反面、一瞬俯瞰でああこういう見かたもあるのか。へぇー。。
と。

フローラにプロポーズしたリュカ。その夜、酒場で酔い潰れるビアンカが可愛かったんだ。
過去のサンタローズで、幼少の自分とオーブをすり替える。自慢の父パパスがいる。
お茶目なブォーンが心強い味方になる。
息子アルスと共にゲマにとどめを刺す。

中盤で涙した数々のシーンは忘れない。
もうそれでいいんだと思うことにする。
どのみち、感情論だけどね。

おしまい
tkm

tkm