ワシ

みぽりんのワシのレビュー・感想・評価

みぽりん(2019年製作の映画)
2.5
“ラスト10分、映画の全てがぶっ壊れる”
そんなアマプラの紹介文に目が止まった。
予告編では“令和初のカルト映画が、いま誕生!”と謳ってる。
自ら「カルト映画」って言っちゃうスタイルなん?
悪い予感もしなくはないが、ついつい気になって観てみた。

山奥の山荘が舞台。
そこの主人が実はヤバイ奴で、主人公が監禁状態にされる。
なんか『ミザリー』っぽいな。
アイドル云々の部分は『パーフェクトブルー』の要素入ってんじゃね?
鑑賞後に調べたら、この作品の脚本は『ミザリー』観ながら書いた…と、監督自身が語ってるネット記事あった。
なるほどね。

サイコサスペンスの様相を呈するが、モッサリした印象。
展開も、緊張感も、絵面もモッサリ。
突出したり尖ったりしたモノも見当たらないまま、モッサリと話は進む。
そして迎えたラスト10分。
それまでの流れを無視して、見事にブチ壊してますねぇ♪
この振り切った感じは嫌いじゃないが、収集つかなくなってブン投げた風に見えなくもない。
で、この勢いのまま終わってくれたら良かったが、トーンダウンで残念。
カルト作品感はあるとは思うが、賛否もあるよな…と思った作品でした。

余談だけど…
監禁されるアイドル女性が、ふいに芸人の鈴木Q太郎さんっぽく見えて、大笑いしてしまった。
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