このレビューはネタバレを含みます
とりあえず採点。
SNSで異常なまでの盛り上がりを見せていたので気になっていたので観て参りました。
結果、このような点数です。
大絶賛されている方もいらっしゃいますが、僕の中ではどうあっても平均点程度かそれ以下。信者さんの熱量に押されそうになるけど、やっぱり平均点以下。
他の僕の好きな作品と比較すれば、これくらいの点数にしとかないと、ね。他の作品に失礼になってしまう。
でも僕にもこの映画の好きな所はありまして、ヘンな設定とか演者さんの熱演(ぶっ飛んだ演技)とか、いろいろと好きになれるポイントがあちこちありました。
ただ、完成度が高いとは思いませんし、万人ウケするとも思えません。だから皆様には両手を挙げておススメはしません。荒削りでもいいから、なんかヤバい奴が観たいならどうぞ。というくらい。
ストーリー以外に、
撮り方も、僕には合いませんでした。
とにかく寄り・アップが多い。
多い、というか、多すぎる。
観ていてその圧力に負けそうになりました。
寄りを使わなくていい、とは言いませんが
もっと効果的な使い方が出来たと思うんですよね。そういう見せ方、撮り方については残念というか、次への課題でしょうか。
所々、引きでも良い画はあったと思うので、誰かの真似をせよ、ということではありませんが、もう少し引きの画づくりを研究されては?って思って見ていました。
せめて他の映画では出来ているくらいには画作りが出来るようになって欲しいです。
面白いモノが作れそうなだけに。
劇中の笑いのシーンも僕には合いませんでした。劇場で笑い声が出ていた所。
僕はまったく笑えませんでした。
市民税とか、手袋の匂いかぐとかね。
笑いのツボが人により違うのは仕方ありませんが、「うーん、笑って欲しいんでしょうけど、笑いのレベルが低くないか?」と。
ここは個人的に残念。
さて、映画本編の評価とは離れますが、この作品の宣伝にかける熱量、応援する人の熱量は凄まじかったです。
ビラ配りや遠方からの遠征、グッズ着用率の高さなどなど。ほんと凄い。凄かった。
この熱量を次の作品へ繋げていって欲しい。
この路線で縦に掘り進んでもいいし、
違う路線ということで横へ行ってみてもいい。
面白いものを作って、観せて欲しい。
僕の感想はそういう熱量を持った人たちに水を指すようで少々気がひけますが、でもやっぱり悪いものは悪いと言わないと。
先にも言ったように、やることをやっている作品に対して失礼になりますので。