中山美穂の映画ではなかった。
和製「ミザリー」。
現代日本を象徴する職業が山荘に監禁される・・・という事で「地下アイドル」となる。
アイドルグループ内の人気投票でセンターを勝ち取り、ソロでも活躍することが決まった女の子が・・・音痴だった。
お披露目ライブまでの短い期間に、上達させるためにボイストレーナーと合宿を・・・。
このトレーナーがエキセントリックな・・・・・・。
少なくともわたしの観た劇場ではチケット代でパンフレットまでついていた。
それによると和製ミザリーというスタートだったらしい。
そこへ、いろいろ足して・・・つじつまが合わせられなくなって、無理やり何とかした・・・という印象。
創作の初心者がよくやる手法ではあるけれど、もともと自主製作映画なら、やりたいことを詰め込んで、無理やりオチをつけて、完成させるのは正解だとは思う。
この感想がネタバレになるか微妙なラインだけれど。
地下アイドルの地下アイドルっぷり、メンバーのアイドルっぷり。ドルヲタの絶妙な加減。音楽プロデューサーぶり。マネージャーっぷり。・・・非常に馴染んで鑑賞できた。
かゆいところに手が届いたり届かなかったりの、絶妙な加減が印象に残る一作だった。