シャーネレクは10年来の大ファンで、4年前の初来日には狂喜したが、その一ヶ月後彼女と同い年の最も信頼を置いてきた、シャーネレクなぞ知る由もない知り合いが急死した。そして今回の再来日、髪が真っ白に近…
>>続きを読む真実と嘘:病人と俳優:子どもと大人
水と油のように交わらない
不気味なのは、スーパーの店員を装う男の子。本物の店員たちにとって彼は「嘘」だが、客にとっては「真実」の存在。
YOLO
2022/12…
言葉が少ない前半部に雄弁な身体。小津の話もありアフタートーク的にもあれは思っている以上に緻密なんじゃないかなと思った。奥行きの見せ方と人の配置が上手いし、自然だけど陰影がくっきりしたライティングも本…
>>続きを読む初めてアテネフランセ行った。席小さすぎ&固すぎ。
子供達によるハムレットと、いくつかの家庭の風景が交差する。
自転車を買う場面に顕著な長回しロングショットがあまり効果的とは思えず、というか全体的に何…
アテネフランセ〈Im Apparat〉現代ドイツ映画作家シリーズ アンゲラ・シャーネレク監督最新作『家にはいたけれど』 (英題I Was at Home, But )(ドイツ語題/Ich war …
>>続きを読む【第69回ベルリン映画祭 監督賞】
ドイツの異才、アンゲラ・シャーネレク作品。世界的に評価の高い作家ながら日本でまともに紹介されたことがない。
予想以上の難解作で、セリフは極限まで少なくされている…
出産、生死、子供と大人、演技としての生…などなどのテーマが垣間見えるがはっきりとテーマは語られない。ディスコミュニケーションの淡々とした描き方やこの語らなさは"マルセイユ"より更に強くハネケを彷彿と…
>>続きを読む【家にはいたけれど】
ここ最近のベルリン国際映画祭は、作家性が露骨に見える変わった作品に監督賞を与える傾向がある。今年のホン・サンス『逃げた女』に始まり、ウェス・アンダーソン『犬ヶ島』、アキ・カウリ…