Netflix西部劇『この茫漠たる荒野で』でも印象を残した天才子役、ヘレナ・ツェンゲル。
トラウマを抱え、発狂すると手がつけられなくなってしまう荒々しさと、ただ純粋に愛を求めて周囲の大人に甘えようと…
彼女が身につける蛍光ピンクや蛍光水色。
発するその強さに身構えてしまう。
グルグル巡る世界は彼女にとって、
刺激の強いピンクだったり、
暖かい光につつまれているような自然な色だったり、
もしくはそ…
高い知能と身体能力を身につけた獣のように、情動のまま、耳鳴りのように駆け抜ける不条理で強烈なピンク。
追いかけてくれるならば、自分を見てくれるならば、どこまでも逃亡し焚き付けるように吠え、翻弄させる…
このレビューはネタバレを含みます
大人たちの中途半端さが強く描かれている作品だと感じた。大人たちはやれ精神病院だ、養育施設だとか意味のない議論を重ねるばかりで、最後にはアフリカに行けとかアホなことを言い出す。大事なことはそんなこと…
>>続きを読む他人との距離感の映画だと思いました。難しい。それを身に付けるべき歳の子なんだけど行政に助けられるべき子でもあり 他人に親切にしてもらうこととそれが個に向けられた愛情であることはイコールではないんだよ…
>>続きを読む©2019 kineo Filmproduktion Peter Hartwig, Weydemann Bros. GmbH, Oma Inge Film UG (haftungsbeschränkt), ZDF