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パドルトンのとぽとぽのレビュー・感想・評価

パドルトン(2019年製作の映画)
4.5
"We're just neighbors." くだらないことが温かい《居場所》、こんなにも側にいたなんて。見ている内に他人事じゃなくなっている自分がいた、だから理屈じゃなく引きずるし心に住み憑くみたい。友人が死ぬのを手伝うなんてどういう気持ちだろう?ーーーー《インディーズ》(=金のためじゃない)な空気を纏い続ける才人マーク・デュプラスの脚本・出演作で監督アレックス・レーマンとは名作『ブルージェイ』とのコンビ再び。本作でも美しい撮影と卓越した演出で心のぶつかり合いと寄り添いを捉えてインディ系映画の良心を体現する。けど、それもやっぱりべらぼうに素晴らしい脚本のお陰で、マーク・デュプラスはさながら悲喜こもごも引っくるめた人生の哲学者。それもローファイに、かつあくまで気まずくかつユーモラスに。日常の中の非日常を切り取るように何気ない描写の積み重ねから漂う空気感が素晴らしい。孤独な中年二人の魂の結び付き、これも一種のブロマンス。先延ばし先延ばしにさせようとする友人アンディーの言い訳が下手くそすぎて可愛らしい。愛しくかけがえのない時間と人生という喧嘩シーン。野郎、大の男もこれには泣いてしまうだろう。

勝手に関連作『50/50』『ラストツアー』『世界で一番キライなあなたに』
「マイケルは治らない...上に住んでる」デスパンチ「おやすみマイケル」「おやすみアンディー」サンドオフ/パジャマオン「いきなり尿飲むなんて」ダチョウ「各足だと最速」子供用金庫「カードか現金?」 "He's all around." 「君はずっと持ってる」 "I'm a dying guy!!" 「僕は病人じゃない方!」僕って賢い「普通に振る舞えない、この状況で」 「サンドオフにすれば良かった」 "I'm ready." 「まだ気分いいうちに死にたい」スピーチ「お前らは負けるが...親友だから。通気孔から練習してるのが100回聞こえたよ」「これを開けながら死んだ人いるかな」「こぼしたぞ。こぼしたから薬局に戻らないと」「僕はいつもそんな目で見られる」「答えがない?2年も?」でも終わりがある「終わると君は悲しそう」このシャツは答えがない「他に告白は?」最後の1錠「怖いよ。ピル飲まなきゃよかった。君には分からない」友よ、また会おう「Cに引っ越しを?」F「一番いい部屋だ...ラッキーだよ」「パドルトンは?僕らが作った」タルに入れる「ハーフタイムスピーチもある」
TOMATOMETER88 AUDIENCE97
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