凛

初恋ロスタイムの凛のレビュー・感想・評価

初恋ロスタイム(2019年製作の映画)
3.9
完成披露上映会@新宿バルト9
板垣瑞生・吉柳咲良・竹内涼真・石橋杏奈・河合勇人監督・緑黄色社会

18歳の板垣瑞生初主演作品。
座長としての意識は無いが、みんなで作り上げていった作品を観客と共に育てていきたい。
15歳の吉柳咲良の映画初主演(『天気の子』は声だけ)
ホリプロスカウトの現場に竹内涼真がいて、共演したい俳優にあげていたが、今回共演出来て嬉しい。

原作未読。
爽やかなSFファンタジー。
冴えない浪人生(板垣瑞生)と女子高生(吉柳咲良)が出会うのは、全ての人の時間が止まっている間。2人だけが自由に動くことが出来て。。

展開に2度騙される。
時間が止まってる間に出来る悪いことが自転車の2人乗りってところが可愛い。
人は見えている部分だけで判断してはいけないなぁと。明るい人も実は色々と抱えていたり。
諦めることに慣れてしまっても、やはり希望を持って生きることが大事。
人を想うこと大切にすること、自分も誰かに大切にされること。
物語としては突拍子もない設定だけど、メッセージ性は強い。
河合勇人監督の演出は爽やかな初々しいしい青春を感じさせる。

板垣瑞生は大人っぽい顔立ちだが、ほぼ実年齢の役でリアリティがある。
暗い役や陰のある役が多いので、青春ラブストーリーは初めてかも。
ほとんど吉柳咲良との2人だが、年下の高校生に主導権を握られて戸惑う姿が微笑ましい。料理男子にチャレンジ。
吉柳咲良は透明感があり溌剌としている。後半はガラリと変わってなかなかのデビュー。
凛