“ホロドモール”
巨大な国家権力に脅かされるジャーナリズム。
長い物に巻かれる記者と、危険を顧みず真相を追求する記者。
スターリン体制下の虚栄と衝撃の史実。
ウクライナの潜入取材シーンは、現地の惨憺たる状況を、子役の演技で訴え掛ける。
劇中、子供達が歌う物悲しい歌は、国策で虐げられた人々の苦しみを表しており、胸が痛む。
“メガネ男子”ジョーンズ役のジェームズ・ノートンは、生真面目なインテリイケメンぶりがいい。
ラリって痴態を晒すピーター・サースガードは、「17歳の肖像」のロリコンおっさん並みに印象的。
でも、クセのあるエリート役がハマっていて、Mr.ノートンより好きかな😅
ソ連の闇をまざまざと見せつけられる、重厚な作品でした。