ショコラ

赤い闇 スターリンの冷たい大地でのショコラのレビュー・感想・評価

3.6
“ホロドモール”

巨大な国家権力に脅かされるジャーナリズム。

長い物に巻かれる記者と、危険を顧みず真相を追求する記者。

スターリン体制下の虚栄と衝撃の史実。

ウクライナの潜入取材シーンは、現地の惨憺たる状況を、子役の演技で訴え掛ける。

劇中、子供達が歌う物悲しい歌は、国策で虐げられた人々の苦しみを表しており、胸が痛む。

“メガネ男子”ジョーンズ役のジェームズ・ノートンは、生真面目なインテリイケメンぶりがいい。

ラリって痴態を晒すピーター・サースガードは、「17歳の肖像」のロリコンおっさん並みに印象的。

でも、クセのあるエリート役がハマっていて、Mr.ノートンより好きかな😅

ソ連の闇をまざまざと見せつけられる、重厚な作品でした。




















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