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赤い闇 スターリンの冷たい大地でのYのレビュー・感想・評価

4.0
いまのロシア情勢を語り合ってる時友人に勧められて、観ました。
いつの時代でもジャーナリストは選択を迫られる。真実を語るべきか大義を守るべきか。
いままさに世界で起こっていること。
しかもこともあろうかニューヨーク・タイムズがスターリン擁護の記事を書くしかなかった事実。

恐らく1か月前ならこれを観ても、とんでもない時代があったのだなで終わっていたと思うけど、いまはただまた同じことが起こりうるのではと思ってしまう。
スターリンは過去の人物で、描かれている社会主義国家の闇も過去の出来事ではある。
いまウクライナで起こっていることはこの歴史の延長線上にはあるけど同じ出来事ではない。
ただ、人々が語ることを許されなくなってるのは今まさに起こっていることと同じ。

ジョージ・オーウェルの執筆シーンとの繋がりがよく分からなくて、あとから調べたら『動物農場』はスターリン批判の小説だったんですね。

ポーランド人監督による作品です。
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