みらい

赤い闇 スターリンの冷たい大地でのみらいのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

今作で、主人公・ジョーンズ氏がウクライナのホロドモールについて告発してもなかなか受け入れてもらえなかったことと同じようなケースは、その後もあったように思います。
権力側の人間として受け入れられない、倫理的に考えられない、など理由は様々ですが。

記者として才覚と、行動力やガッツがあった若者が、たった29歳で命を奪われたという事実には、とても胸が痛みます。
その反面、デュランティ氏の「モスクワで記者として生きていくのは大変なんだ。」という言葉も、重みがありました。そりゃ、そうだよね...。


上映後のトークショーでも言及されていたように、ウクライナに入ってからの色彩の変化はとても顕著で、あの灰色の色彩と、映し出される酷い映像で、とことん気持ちが落ち込みます...。東欧映画らしいドライな映像は好みではありますが。

その他、理解が深まるお話を聴くことができて、ありがたかったです。
みらい

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