ニューヨーク 親切なロシア料理店のきつねのネタバレレビュー・内容・結末

宣伝では親切な人がいっぱい出てきて、とてもハートフルな印象を受けましたが、自分が見た感想ではニューヨークの大都会の資本主義社会で生き残ることの過酷さが描かれている作品だと思いました。

自分も仕事に不器用なので、ジェフと自分を重ね合わせてしまいました。この作品ではジェフはロシア料理店のドアマンとして雇われハッピーエンドで終わりますが、ジェフの様に不器用な人が親切な人に助けられ、ホームレスを抜け出せるというパターンは稀なのでは？と感じました。

この作品は美談過ぎるという批判もありますが、現実にはこの映画のようには上手くいかず社会保障も受けられず苦しみながら生きている人が沢山いるのでは？と考えさせられました。

そういう意味でとてもリアリティを感じました。

大好きな作品になりました。