内容はパレスチナの危険地帯を撮り続けるイスラエル人のジブコーレンと彼の妻や編集者、知人へのインタビュー形式で、撮られた写真やビデオとともに話は進んでいきます。
悲惨な写真を撮っている状況やその心境は測り知れないものですが、その根底にある信念は全ての職業に通じるものだと思います。そして、ジブコーレンの妻の1つ1つのコメントが重く、最終的にジブコーレンがうらやましいと感じることができました。彼女へのインタビューが、期待する以上にこの映画を深いものにしていると思います。
映画として観ると満足度は低いかもしれませんが、ドキュメンタリーとして観ると非常に興味深い内容になっております。パレスチナの状況に興味ある人よりも、今まで興味のなかった人やメディア関係など職を持っている方、特に報道写真家を志している方にお勧めです。
最後に東京のシーンがあるので、東京へのコメントや写真の撮り方が面白くなっています。