主人公を取り巻く、様々な問題をコレでもか、の勢いで観せられる。
随分とカオスな出会いにハナシがまとまって行き、
当たり前のバッドエンドィングを捨てて、良くなった感じかも。
まぁ、いろいろと解決するんだが、
このまとめ方は、なんだかオカシイ。
主人公は学生時代、歴史専攻で、専門は中国革命、その一言で、吹く。
これが明かされるのは、既に後半以降。
シビアであるし、困難に負けない主人公に共感する方も多いかと思うが、信条妄想系の味付けされた、単純に嫌なヤツが主人公の映画。そうは見えない所、進み具合が面白い。
製作側が共感を全く打ち出していないと考えると、そのシニカルさには笑える。
ナイスエンディングは、共感由来じゃない。
何故だか、宇宙人王さんを思い出した。