平和を祈るヒツジくん

イエスタデイの平和を祈るヒツジくんのネタバレレビュー・内容・結末

イエスタデイ(2019年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

ビートルズが好きになる映画です!!
世界一有名なロックバンド「Beatles」。彼らが地球上から存在が消えたらどうなるか?ビートルズが与えた影響に驚かされる作品です。

ビートルズ好きなしがないミュージシャン希望の男、ジャック。冴えない彼だが記憶を頼りに『ビートルズが存在しない世界線』で
ビートルズの布教をする。自分がビートルズを広めるという使命を帯び、その中で世界レベルで有名になっていくジャック。その中で勝ち組主義の嫌なマネージャーにスカウトされ、彼女の下でビートルズの曲を出していく。しかし次第に「ビートルズの曲を盗んでいる」という罪悪感に襲われ、夢の中でポールとリンゴに訴えられるまで心が追い詰められる。
そんな中で彼を理解してくれる仲間が表れる場面は涙が出てきた。劇中「外国で話の通じる人に会えたよう」とジャックは言っていたが、一人きりでビートルズの居ない世界を生きていくのはファンにとっては耐え難い事だろう。また、史実なら熱狂的なファンに殺され命を落としてしまうジョン・レノンも『ビートルズが存在しない世界線』では静かな老後を過ごしていた。幸せな人生を送っているジョンを見ると泣けてくる。。。
そして彼が教える人生の秘訣。それは『最愛の人と一緒にいること』。恋愛に奥手でガールフレンドであるエリーに手を伸ばせなかったジャック。ジョンの言葉でジャックは突き動かされる。

ビートルズが居ないとコカ・コーラもハリーポッターも、数多のミュージシャンも存在しない。ビートルズの偉大さと魅力を教えてくれる映画でした!