ゆう

イエスタデイのゆうのレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2019年製作の映画)
3.7
少し前の自分が見ていたら、綺麗事と吐き捨ててこの結末に納得はしなかったように思う。1人の女性よりも、好きな歌を歌って、金もらえて、世界飛び回って、キャーキャー騒がれて、デカイ家住んで、イカした車乗り回した方が良いだろうと。みんなそうするだろうと。
でも歳を取ったのか、自分を信じ、励まし、そばにいてくれる存在の大切さ貴重さありがたさをだんだん実感するようになってきました。

本作の主人公の両親も、歌を聞かなかったり、ライブよりもサンドウィッチを気にしたりと理解者としての描かれ方はしていない。嘘偽りの自分である事の悩みを打ち明ける相手にもなっておらず、家族=絶対的な理解者にはしていない。
だからこそ、エリーの存在が際立ちました。


スラムドッグ$ミリオネアの監督なので、金儲けしてウハウハな展開なのかなと思っていたので、結末には少し驚きました。展開が読めないところも楽しめた一つですね。

しかし、ジョン・レノン役の人似てたな〜。
ゆう

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