ヴァイル

パパとムスメの7日間のヴァイルのレビュー・感想・評価

パパとムスメの7日間(2018年製作の映画)
5.0
永野芽郁と吉本実憂と井上真央と北原里英と中村アンを足して5で割ったような感じの女優さんが前衛的バレエを披露するベトナムの作品。

佐藤二朗と斎藤工を足して2で割ったような感じの日本人(?)も独特の雰囲気を醸す。

全体的にカラフルでふんわりとした雰囲気のなか、急に「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」彷彿のヤバすぎるショックエフェクトで戦慄させるし、虫食うし、ちょいちょい軽犯罪(?)的な行動があったりとか、ベトナムの倫理観どうなってんねん(監督は日本人)と思わされたりするが、結局は感動で胸がいっぱいになる実力派の作風はさすがのもの。

父と娘が別々の問題に同時にぶつかり、電話で互いに指示しあう混乱の場面を、画面を分割しまくって表現する技法など、映画という形式の表現の拡張も見所。
コンポジション。

好きな映画。
ヴァイル

ヴァイル