鈴鹿

カニバ/パリ人肉事件 38 年目の真実の鈴鹿のレビュー・感想・評価

2.7
これ、クリスマスに観る映画じゃなかったな…。

ネタバレ

中盤の自傷シーンでマジで気持ち悪くなりギブアップしそうになったが、かろうじて最後まで観れた。
ホラー映画のフィクションのグロより粗く安いのに、気持ち悪くなったという点が、自分が何をもってリアルと虚構を無意識に分けてるのか考えさせられる。

しかし、結局フランスの製作陣は何がやりたかったんだ???意図がよく分からない。

前編ほぼ佐川兄弟のドアップしか映らない。その流れでキツい映像を見せられるので、劇場ではさぞキツかったろう。

本物の猟奇殺人犯も、老いて身体を壊せばどこにでもいそうな要介護老人に過ぎず、特殊な嗜好を持つ人も、それ以外は普通のおじさん。
社会の片隅に存在する、多分異常者と分類される人間の、日常会話を観察出来るという点では貴重。

それでも結局、制作者が単純に見世物にしてるだけなんじゃないか???ってなるくらい作りが粗い気がする。
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