風をつかまえた少年のまみかしのレビュー・感想・評価

当時の社会問題が、現在もそのままに残されている。いや、もっと悪い方向に進んでいると思う。干ばつ、大雨の極端な異常気象。広がるばかりの貧富の差。名ばかりの民主主義と資本主義、頻発する掠奪・強盗。この映画はそんな諸問題に対して、自らの知恵と勇気で自分たちで変えようとした物語。風を捉えて、風車が回ってダイナモから発電し、モーターが駆動して水を吸い上げた時のボコっと云う音が聞こえてきた時は、心の中で拍手喝采だった。