るい

男はつらいよ 寅次郎恋やつれのるいのレビュー・感想・評価

5.0
13作目
おいちゃんおばちゃんが死んだ夢、いや死んでた夢、縁起でもないな。帰還途中の寅さん。オープニングはラジコン飛行機に興味深々の寅さん、いいな。
本当満男はよく喋るようになったな。おいちゃんが実は今回の寅さんと似たような夢を見ていたという話。心配してるとストレートに帰ってくる寅さん。温泉津で何故か番頭をやってたという寅さん。お絹さんという人と何かあったらしく今夜みんなを呼んで重大発表があると言い出す。それは町中に広がりプチ盛り上がり。そして夜、なんかもうタコ社長も家族みたいだな。堂々と絹代と結婚を考えてるという寅さん。婚約もしてないのに実は勝手に言ってた寅さん。結局いつも通りの関係らしい、みんながっくし。
タコ社長とケンカ、おいちゃんともケンカ。大乱闘(笑)
そしてタコ社長とさくらを連れて絹代がどんな人か温泉津へ向かう。絹代は旦那が帰ってきたとうれしそうに報告、まさかの頭から振られる寅さん、というと今回のマドンナは別にいるというわけで‥‥‥寅さんはさくらに置き手紙を残してまた旅へ、津和野で傘を売ってた寅さん。蕎麦屋で腹ごしらえしてた時、思いもよらぬ人と再会、そう9作目のマドンナ歌子。多治見で陶芸家と結婚していた彼女はあの2年で彼と死別して彼の実家のあるここで暮らしていた。結構大変な思いをしていたらしく悲しげな歌子に優しくする寅さん、やっぱこうじゃなくちゃ。寅さんは九州方面に旅に行く途中だったらしくそれでも寅さんは歌子を気にかけ、なんかあったらとらやに行きなと言う。
そしてとらや、やはり先回りして寅さん帰ってきてて、津和野で歌子に会ったことをみんなに話す。やはり歌子を置いてきたことを後悔する寅さん。他人をこんだけ気にかけるって結構珍しいな。笑い話にする意外にやりすぎなおいちゃん、そんなタイミングで歌子がこっちに来ると連絡が来る、張り切る寅さん、面白いな。スーパーはやとちり(笑)超すれ違う寸前で歌子帰還。博は死んだ(笑)やはり自立をしたかった歌子、しばらくとらやに厄介になることにみんなの輪に加わって笑ってる歌子を見て寅さん安堵。歌ちゃん笑ってるよって博に言うんだけどなんかいいセリフだよな。さくらは歌子の父親の元に歌子がとらやにしばらくいると言いに行くといいつつ本音は今の歌子をどう思ってるのかを聞きたかったのだろう、結局失敗。「今日の夕食はハンバーグよ」、「そんな横文字の食いもんなんか嫌いだよ食いたかねぇやい」、「歌子さんが寅さんの為にハンバーグ作ったんだよ」、「大好き、ここいらで洋食食いたかったんだよ」の一連の手のひら返しの件最高。完全に有頂天の寅さん。ここで最初の絹代からお礼の手紙が来て、歌子に返事を書かす。歌子は今後の色んな相談をさくら、博にする。何気に歌子に懐いてる満男がウケる。寅さんは歌子の父親に今まで冷たくして悪うござんしたと言わせに余計なことをしに行き結局一本線で帰ってきておばちゃんとさくらに怒られて拗ねる。今回のテーマが人の幸せとかなんだなと知る。そしてお父さん来訪、ついに父娘確執問題の最終決戦が始まる。あっさり和解だけども深いな、寅さんの涙がすごい良かった。今のところシリーズで1番感動したかも。そして歌子は自分の実家に戻り、寅さんが訪ねてくる。歌子は大島の施設で働くとやりたいことを決める。今回振られるというより、めでたしめでたしな感じだな。いや面白かった。シリーズ初の満点
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