東京国際映画祭学生応援団

サイダーのように言葉が湧き上がるの東京国際映画祭学生応援団のレビュー・感想・評価

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人とうまく話せずいつもヘッドホンをして世界を遮断している俳句好きの少年と出っ歯なことがコンプレックスでマスクが手放せない少女の一夏の物語。

この作品みて驚いたのは想像以上に俳句という感情表現が良かったところ。

正直俳句舐めてました。
高校生の時なんて国語で少し学ぶだけで全く持って興味なかったし古臭いなと言う印象しかなかったけど

物語の節々で主人公の男の子の気持ちが俳句となって出てくるところ見てたら本当にそのどれもが言い得て妙すぎるし最高にピュアでキュンキュンしました。

あとなんと言っても音楽が良い。主題歌のnever young beachはもちろん劇中歌の大貫妙子さんもよかったし、劇伴もピンポンなどで知られる牛尾憲輔さんだし文句なしです!!

とりあえず最高のデート映画になると思うのでぜひ気になるあの子を誘ってみてはいかがでしょうか!

《鑑賞者:こうじ》