takehi

サイダーのように言葉が湧き上がるのtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ふと思うサイダーの甘みに優しさを。。。」
おじさんの映画日記 サイダーのように言葉が湧き上がる編

80年代ポップカルチャー、シティポップスのレコードのジャケットや、わたせせいぞうのコミックのようなポスター絵とタイトルの過激な程の爽やかさに惹かれて、この作品を観ることにしました。
美術設定がホント可愛いね、監督さんはレゴで作ったおもちゃのような街をイメージして製作したそうです。

おじさんがハマったマジンガー、ヤマト、ガンダム、ナウシカ、エヴァ、鬼滅、、今更ながらアニメ映画はメカや刀で戦ってる場合じゃないんだね笑、、ブキを俳句やSNS、動画配信、音楽にかえて、物語は進行していきます。
主役がコミュ障気味なのは意外と過去作と一緒です(傑作アニメ「映画大好きポンポさん」のジーンくんも同じだ!)不器用な主役は、わかっていても観客は思い入れ、応援したくなるものです。

俳句の使い方の工夫が素晴らしいです、ストリートアートにしたりライブで主役の熱い思いをラッパーやロックシンガーのように叫ばせるなんて上手いこと考えましたね。
流石にラストへの展開は強引だなと感じましたが、その勢いとテンポの良さで楽しく観れちゃいました。

大貫妙子さん作の挿入歌、その優しい歌声とメロディーが幻の音源という大変な設定の歌曲なのにその期待を見事に応えて頂き本当に良かったです、感動マックスでした。

先週見た映画は超辛口傑作「17歳の瞳が見た世界」比べてなんと平和な物語なのでしょうか、おじさんは大変癒され気持ち良く映画を観終えることができました!
この作品は俳句好きの少年少女(もちろん大人の方にも)には夏休みの必須課題です笑   さて次は「竜とそばかすの姫」を見るぞ、、

※封切り時yahoo映画へ投稿
2021/7/30 1:09
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