この世界の片隅のさらにスミッコでしか生きられない者たちが、虚構の中に身を投じ、己のインナーチャイルドの象徴を癒やし成長する物語。
虚構世界にしか生きられない孤独な大人(オタク)達は、孤独の中に潜む子どもの頃の自我と対話せねば真の成長には至らない。
虚構での冒険は忘れ去った幼い自我との再会。
もう一度、あの頃に愛した沢山の物語と遊ぶことで自分を思い出す。
でも、それらは現実の世界では共に生きることは出来ない。
だから現実と虚構の自分と折り合いを付けて、今日も僕らは生き続ける。
幼い僕は今も、あの世界で彼らと共に生き続けるのだ。