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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコのバロウズのレビュー・感想・評価

3.8
普段だったらまず見ないジャンルですが、友人から強くオススメされたので鑑賞。
お子様向けかと思って舐めてかかって見ると不覚にも涙してしまう、そんなタイプの映画。

やっぱり隅っこって落ち着くよね…
キャラクター達はみんな可愛らしく、絵本では悪役の定番である鬼や狼なんかがいいヤツなのも微笑ましい。
「飛び出す絵本」という舞台を上手く活用したギミックなんかもよく出来てると思いました。

そして「ぺんぎん」「ひよこ」にどれだけ感情移入出来るかどうかでこの映画に対する評価も変わってくると思った。
ずっと孤独を味わってきた「ひよこ」に自分を重ね、なんとか助け出そうとする「ぺんぎん」の姿は印象的だし、全てを悟った「ひよこ」の表情には泣けた。「ここは俺に任せてお前らは先に逃げろ!」な定番シーンもあって胸熱。
孤独を味わっている人、自分の居場所が無いと感じている人に、そっとやさしく手を差し伸べてくれるような映画だった。

基本的には子供やキャラクターファン向けの映画ですが、過度な期待をしなければすみっコぐらしを知らない大人でも十分楽しめると思います。
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