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チャイルド・プレイのnosonokaのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)
3.3
サイ&コー&パスなバディ(友情)映画
初代チャイルド・プレイのリブート版であり、人工知能搭載チャッキーによる近未来あるあるホラーで、今回活躍するグッドガイ人形ではなく、バディ人形は、ベースの素顔が既に不気味で気持ち悪い
だから、受け入れるまでに時間かかるが、チャッキー演じるハン・ソロの声と、キャッチーな歌でなんとか
IT~それが見えたら、終わり。〜の制作陣お得意のティーンの思春期葛藤アンディは良いが人間関係よりチャッキーとの関係がメイン
路上暮らしに戻すぞと上司にシバかれる見窄らしい職員がAIのプログラミング書き換えちゃうってナニソレ荒すぎ展開でドキがムネムネ
しかし最初の殺しまでが長い…アンディと仲を深め、ネコや映画とかの日常生活を通して学習時間が必要なのはわかるが…
人殺ししない代わりに、もっと不気味で印象的な動機やシチュエーションは見たかった
しかし、芝刈り機殺人デビューを皮切りに、デブメガネ電ノコ殺人と魅力溢れる殺人ショーは、展開・誘導・見せ場と芸術的で匠の技!
なんせ、ネコ飼ってた影響なのか「ご主人様見て!褒めて!」と言わんばかりのレザーフェイスプレゼントの歪みまくった一方的な愛
生首は一昔前の特殊メイク風でグロ過ぎないのもどこか懐しい
「アンディと親友」と言っただけで殺すてどんだけメンヘラAI
着ぐるみオヤジに至っては「そこにいたから殺してみた」の類なのに、オヤジの動脈血を真っ白な幼女に浴びせる変態キャリー画と活用してるのは、タレント主婦の裏技並みの脱帽術で、死に損も殺し損もないwin-win成立
電気消すわドローン飛ばすわバディ・ベア(イウォークだろこれ)動かすわ良くも悪くもひっちゃかめっちゃか
「死ぬまで親友だよ」「じゃあ死ね」の論破
初代のラストをリスペクトしつつAIに撃ち込む物理的精神的弾丸&フルボッコに対して、結局あんなにデバイス同期しまくってんのに証拠不十分までに隠蔽しちゃうAI怖い
あえて初代チャイルド・プレイの知識ない方が楽しめる
魂が宿るとかブードゥー的な話じゃなく、人の手で作られたAI(愛)がサイコパスキラーへと変貌する必然性は現代的で、リベンジポルノじゃないけど、時々アンディに仕掛ける動画音声脅しとか、マジにAIに教えたらリアルしそうなやつでアカン
トイ・ストーリー4と公開日が近く映画チラシには「もはや、怖すぎて笑えるトイ・ホラー・ストーリー」とかもう便乗しまくったキャッチコピーでがっかりしたのもあるのか、公開初日スヤスヤ寝てしまって、2度目の鑑賞でやっと理解、AIすぎるチャッキーに自分の脳が追いついてなかった
そして車とチャッキー同期ダメ絶対
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