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チャイルド・プレイのバロウズのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)
3.4
チャイルドプレイ(1988)のリメイクですが、人形が人殺しをするという以外ではチャッキー要素はほぼありません。
オリジナルは殺人鬼の魂が乗り移った人形でしたが、今作はただのAI人形で「僕はチャッキー」と強引に言わせるだけです。
そもそも人形組み立て工場の作業員がどうしてAIのプログラムを書き換えるほどのIT技術を持っていたのか謎。主人公の難聴設定も全く活かされてない。
そこら辺の導入部が雑でいまいち期待出来なかったんですが、見方を変えてみると主人公アンディを喜ばせようと精一杯努力する一途な人形の話にみえてきて、なんだか憎めないというか愛情を受け入れてもらえず切ないというか。
殺されるのは殺されて当然の奴らばかりで(黒人のおばちゃんと着ぐるみの人は例外)スカッとします。

いっそのことチャイルドプレイじゃなくてAIが暴走したらどうなる?と近未来ディストピアな話にした方が面白かったかも。ルンバとか扇風機とかスマート家電が襲ってきたりw

退屈せずに観れたし適度にグロもありハラハラドキドキもできたので一定の水準に達しているホラー映画だと思いますが、個人的には可もなく不可もなくという感じでしょうか。
ただ「悪魔のいけにえ2」のフッテージが使われていたので0.3点加算
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