ダミアン君に恋してる

ザ・ターニングのダミアン君に恋してるのレビュー・感想・評価

ザ・ターニング(2020年製作の映画)
3.2
大好きな『死霊館』シリーズの脚本家ってことで楽しみにしてた、けど…うぅ~ん好きになりたいのにイマイチ…!

観てて一番思ったのが視聴者としての疑似体験で、”何に対して怖がれば良いのか”が良く分からなかったんだよね。今って何が怖いのかな?ってさ。ヒロインに感情移入がしにくい、というか出来なかった。これって私のホラー映画体験としては致命的。

幽霊的な怖さだとすると、元凶に説得力が足りない。重要人物であるあの人の恐怖が画面から伝わって来ない。その一方で精神的崩壊の怖さだとすると、表現が曖昧で良く分からない。

何というか、起伏が弱くて刺激がないのが物足りなかった原因かも。途中、退屈しちゃったし。

あと、シーンとシーンの繋がりがブツ切りに飛んで感じられた。
リメイクってことらしいけど、新解釈で焦点をしぼっても良かったかもね。でもそれじゃリメイクにならないか…

少女フローラの無邪気で不気味な感じと、マイルズ演じるフィン君の座った目に狂気が眠ってる感じがしたのは良かった。独特の画作りと雰囲気づくりも良い。

それより何より、フィン君の美しさ。そっちに気がいっちゃって物語に集中できないの罪だっつーの♡

本作でモヤモヤしちゃった人は、『ゴーストランドの惨劇』を観ると良いよ♪きっとスッキリできるはず笑