寺嶋文

ルドラマ・デーヴィ/ルドラマデーヴィ 宿命の女王の寺嶋文のレビュー・感想・評価

4.0
2022年7月3日
京都みなみ会館にて観ました。

インド版「リボンの騎士」または「ベルサイユのばら」といったところでしょうか。 
女性として産まれたにも関わらず国を守るため男性として育てられた王女の物語です。好きですねぇ、このタイプのお話。
いつもは凛々しく王子として暮らしていますが、好きな人の前では女性の姿で現れる。(インド映画なのでもちろん踊る)
しかもそのお相手が、バーフバリでバラーラデーヴァを演じたラーナー・ダッグバーディーというのが嬉しい。

女性が男性の振りをすることに無理があることもありますが、少年王子の佇まいは素敵でした。ただ剣を使った戦闘シーンとなると「はっ!」と逞しい掛け声が出るハズが「はぁん」みたいな声になってて、観ていてズッコケます(笑)
まぁ、それも女性であることがわかる人にはわかってしまうという伏線になっているのかもしれないけれど、恋する相手には最後まで気づかれないのが、またイイです。

たしかマルコポーロの語りによってストーリが展開されるという設定だったと思いますが、それはいらなかったような気がしないでもないです。
寺嶋文

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