足がムズムズします。
ロッククライマーのアレックス・オノルドのエル・キャピタン（高さ約1,000mの岩壁、MacOS10.11のコードネーム）フリーソロクライミングの挑戦を綴るドキュメンタリー。
彼のフリーソロクライミング、本番ではハーネスやカラビナ、ロープなどを一切使用せず、己の身体（道具はクライミングシューズとチョークバッグのみ）で登攀するスタイルで、信じられないの一言です。当然命綱などないので、滑落したら即死です。
アレックス・オノルドがエル・キャピタンにチャレンジすると決めてから、どのように暮らし鍛錬したか、現場で入念にリハーサルしたかがよくわかります。当然ながら、リハーサルはちゃんと道具を使用しつつコースどりを入念に検証しています。
観ていてずっと足がムズムズしっぱなしで、心拍数も上がります。
競技の貴賎や優劣を語るつもりはありませんが、本作のような知る人ぞ知るエクストリームスポーツがあって、一方でクライミングの練習が競技化したと言えるスポーツクライミング類がオリンピック種目になり、その勝者は広く知られるという状況に居心地の悪さを感じるのは、私だけでしょうか。
アレックス・オノルドが一目置くクライマーのマーク・アンドレ・ルクレールを追ったドキュメンタリー「アルピニスト」もおすすめです。
（Disney +にて鑑賞）
