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五億円のじんせいのryusanのレビュー・感想・評価

五億円のじんせい(2019年製作の映画)
3.6
UAEから邦画最新情報をお届け!!
Filmarksのオンライン試写会に当選して一足お先に「五億円のじんせい」観ました!

まずはオンライン試写会は世界中どこに居ても、時差があっても気にせずに観られるのがなかなか良いですね。
多くの作品をDVDやネットで観ているだろう昨今、オンライン試写会はこれからのトレンドだと思います。

さて作品はというとこれがなかなか良かったです。

主人公の高月望来(みらい)は幼い頃全国から集まったカンパ五億円で心臓移植手術をして命を貰う。だから彼には五億円の心の借金があり、常に清く正しく生きることを強いられる。
だけどある時そんな人生に嫌気がさした望来は、五億円稼いで誰にも負い目無く死んでやると決心し家を出る。
五億円と言えばたいそうな金額、やはりまともな仕事では稼げない。
裏社会のヤバい仕事にも手を染めながら色々な体験をして金を稼ぐ中で、頼りなかった青年が逞しく成長していく。
果たして望来は五億稼いで死ぬ事が出来るのか?

良い人、悪い人、良さそうで悪い人、悪そうで良い人。
顔の見えないSNSのバーチャルな繋がりと、リアルな人間との触れ合い。
表社会と裏社会。
新たな命を得る人、そうでない人。
色々な世界をモラトリアムしながら五億円を稼ぐお話はなかなかメリハリがあって良かった。

本作は望来だけでなく人生を生きてる全員が主役です。

ところで「じんせい」が平仮名なのは人生の長さと奥深さを示したかったのかな?誰か教えて。

タイムトラベル・映画情報のブログもやってますので宜しく。
http://blog.livedoor.jp/filmactors/
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