ゆ

スキャンダルのゆのレビュー・感想・評価

スキャンダル(2019年製作の映画)
3.7
3人、そして社の女性たちの戦いはあっぱれ、邪魔してくる男性も女性もいるよね。でも銃とか政治的思想とか人種に関する発言が受け入れられなくて何度も吐きそうになった

戦いたい気持ちはある、保身と言われたら本当にその通りなんだけど絶対に全てが自分に逆行する流れが見えていて怖い
顔は笑いながら心の中で罵るのも、告発者に後続がついてこない権力に逆らえない構造も鳥肌が立つほどリアルで女性なら覚えがある人がほとんどなのでは

トランプは最悪だしどの国もあまり変わらないしこれは全然過去のスカッと話じゃなくて今現在の私たちの戦いですよねって

環境があまりに自分と酷似していてビビった。
私自身はリベラルだしフェミニストだし人種差別当然反対だし銃は規制すべきだと思ってるしアライでありたい、でも勤めてるのは右メディアで業界で権力もあって、会社のトップも似てる。
「今はこんなんハラスメントになっちゃうよ」と言いながら現実は繰り返されてるし、女は出世できない、産業医やコンプライアンス窓口は人事や会社の上の方と直結仲良し。飲み会でおそらく社に反する政治的発言をした同僚は左遷された
メディアのくせに大学のミスコン(この文化がまずクソだと思ってるけど)で活躍したような”綺麗なお姉さん”採用してニュース原稿読ませて日本のテレビ局ってなんなのジャーナリズムってルッキズムなの?と思ってたけど、「ミスアメリカ」にキャスターみんな振り向いたしどこも一緒なのよねそーよね視覚メディアだからブスより美人の方がいいね?

フェミニストなの?って聞かれるよね、はいそうです、逆にフェミニストじゃない人間の方が偏ってますよねって心の底で思っています その質問の意味何?
ゆ