ニクガタナ

スキャンダルのニクガタナのレビュー・感想・評価

スキャンダル(2019年製作の映画)
3.5
FOX2階のジャバザハット。米TV界の帝王ロジャー・エイルズをセクハラで告発した女性キャスター グレッチェン・カールソンの実話をベースに、新人、中堅、ベテラン3人の女性キャスターVSロジャーを描く、あからさまにアカデミー賞狙いな作品。主演女優賞にシャーリーズ・セロン、助演女優賞にマーゴット・ロビーがノミネートするも受賞は逃す。唯一メイク・ヘアスタイリング賞を受賞した辻一弘の手により、本人に寄せたバービー人形のように美しい金髪美女3名の見た目が似てて、脚フェチのあいつに容姿で選ばれたってことかとなんか悲しくなる。「マネーショート」の脚本家が書いただけあって、メタなやり口が似てて思ったよりポップな仕立て。2016年米大統領選時のトランプの女性差別やセクハラ騒動も絡めてクソジジイどもまとめて槍玉にあげてる感じ。ハーヴェイ・ワインスタインがちゃんと登場しない「SHE SAID」と比べ、本作ではジョン・リスゴーが貫録の芝居で再現したロジャーがとにかく醜悪。
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