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ザ・ダート: モトリー・クルー自伝のkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-141
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋 「モトリー・クルー」、1980年代前半から後半にかけて、北米を中心としたスタジアムロック・ムーブメント(LAメタルも含む)の代表的なグループです。全米だけでアルバム総売り上げ2500万枚以上、全世界で1億枚以上を売り上げているんですね!!2015年まで活動していました。エンドロールを観るとモトリー・クルーを演じた4人とも実物の似た俳優陣を起用し特徴を捉え、内面に迫る見事な演技を魅せてくれたことがわかります!!

🖋同じミュージシャンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』とは違う主題のフォーカスの仕方と熱量を持っている作品です。バンドのパーフォーマンスや音楽をフォーカスするのではなく、バンドメンバー一人一人の私生活に焦点を当て、だからこそこの仲間が必要なんだという、メンバー愛をドラマ仕立てで描いた作品です。親の愛に恵まれずにそだち、薬物中毒になってしまったベースのニッキー・シックス(ダグラス・ブース)、愛情いっぱいの両親に育てられたトミー(コルソン・ベイカー)、メンバー最年長で難病を患うミック(イワン・リオン)、そしてボーカル、ヴィンス・ニール(ダニエル・ウェバー)が危険運転致死罪で服役しさらに、4歳の愛娘を小児がんで亡くしたことなど、それぞれの不遇の私生活をフォーカスしています。

🖋そして作中の大半は、「モトリー・クルー」の悪名を高めた行動の数々で埋められています。相次ぐ性描写、ドラッグと鮭の日常、繰り返される喧嘩と器物破損などなど。。。これがロックなのかも知れませんが、常軌を逸した行動の数々は実際にあったことそのまま描かれているようです。。。享楽に溺れて、崩壊して、そしてそれぞれの大切さに気づき再生する、そんな人生物語の作品なんですね!!

😵Story:(参考: Netflix)
音楽界で、栄光と地獄を経験したヘビーメタルバンド「モトリー・クルー」。ニッキー・シックスは、幼少時に父親に捨てられ、母親とボーイフレンドのもとで育つ。やがてロサンゼルスで音楽活動を始めた彼は、ドラマーのトミー・リーは意気投合。

🔸Database🔸
・邦題 :『ザ・ダート モトリー・クルー自伝』
・原題 :『The Dirt』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2019
・日本公開 : Netflix配信
・上映時間 : 108分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジェフ・トレメイン
・脚本 :
・原作 : 『The Dirt』モトリー・クルー自伝
・撮影 :
・音楽 :
・出演 : ダグラス・ブース、イヴァン・リオン、コルソン・ベイカー、ダニエル・ウェバー

🔸Overview (参考:Wikipedia)🔸
ヘビーメタルバンド「モトリー・クルー」のベストセラー自叙伝をもとに、彼らの破天荒でスキャンダラスな半生を赤裸々に描いた伝記映画。幼い頃に父に捨てられ、自堕落な母親や暴力的なボーイフレンドたちのもとで育ったニッキー・シックス。やがてロサンゼルスでベーシストとして音楽活動を始めた彼は、レストランで出会ったドラマーのトミー・リーと意気投合する。年上の無口なギタリスト、ミック・マーズや女好きのボーカル、ビンス・ニールをメンバーに加えて「モトリー・クルー」を結成した彼らは、瞬く間にスターダムを駆け上がっていく。しかしその一方で、酒と女とドラッグにまみれた狂乱の毎日を送るようになり……。ニッキー・シックスを「メアリーの総て」のダグラス・ブース、トミー・リーをラッパーのマシンガン・ケリーことコルソン・ベイカー、ミック・マーズをドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のイワン・リオン、ビンス・ニールをドラマ「パニッシャー」のダニエル・ウェバーがそれぞれ演じる。監督は「ジャッカス」シリーズのジェフ・トレメイン。Netflixで2019年3月22日から配信。
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