このレビューはネタバレを含みます
マッドサイエンティスト的大学教授と学生が協力して純粋な宇宙人の種を生み出そうとする。
そこへ免疫システムに問題を抱える混合種(宇宙人と人間の混合)が絡んできてすったもんだする話。
シリーズ4作目を見たので遡ってみようと本作を鑑賞。
まず宇宙人サラ役の女性がヴァネッサ・パラディの出来損ないみたいなルックスでイマイチ。この点4はヘレナ・マットソンで彼女の方が美しさは数段上。
そして東欧~ロシア系の暗殺者的雰囲気が良いロバート・ネッパーが科学者アボット教授役なのだが、やはり彼は今にもナイフやワイヤーで人を殺しそうな、そんなアブナさのある役をやってほしい。
そして主人公ディーンが芋っぽい。もうちょっと理系の陰キャイケメンはいなかったのだろうか。服装もめちゃくちゃダサイ。最初の登場でレザー的質感のジャケットを来ているが、黒いゴミ袋のようで、とにかくダサい。
一方後半で鍵を握ることになるディーンのルームメイトは髪型やちょっとオトボケな顔立ちに筋肉質な身体がなかなか良くて、彼が主役でも良かったのかもしれない。
後半、政府関係者とディーンとでラボにアメリアを追ってくるが、そこで投げ入れた塩化水素爆弾(爆弾か?)の見た目が完全にかつての日本のコントのレベル、もしくはアメリカの5-60年代的で、もうちょっと、こう、なんと言うか…
とにもかくにも話の筋も大して面白くもなく、純粋種サラを中心に純粋種を作ろうとする人間達・自分達の存続を賭ける混合種達のいずれもなんだかキャラクター的にインパクトもなく、想像のつく展開でこれなら30分程度に話をまとめられるだろうと思わなくもない。
このシリーズ、というかなんでこんなにシリーズ化してるんですかね?
大して面白くない。そのわりに長くてひたすら不完全燃焼感が残りました。