“アンチョビ〜!”
色々な意味で責めてる映画。
独特なテンポとグロ描写、必要以上の長回しや長尺、意味があるのか無いのかわからない会話や群像劇。
かなり個性的であり、いい意味でセオリー通りでは無い展開がスリリングで最後まで目が離せない!
括るとするならシリアスコメディ+クライムサスペンスと言ったところだろうが、恐らく本筋はヒューマンドラマだろう。
様々な政治的アイロニーも多く込められては居るが、そんな事よりも人間の愚かさや過ちや正義との葛藤のほうが色濃く描かれていて、北野映画ばりの淡々とした中での冷淡なバイオレンスが個人的にはめっちゃ痺れた。
この監督、はっきり言ってぶっ飛んでるしヤベぇセンスだわ。←褒めてます
鬼畜さと変態を持ち合わせつつも、めちゃくちゃ人間臭くて愛に飢えた人が撮った映画だなぁ〜と感じた。
※なかなかグロ描写がガチなので心得た方が良いかも!?