てれ

ウエディング・ゲスト 招かれざる客のてれのレビュー・感想・評価

3.0
いつの間にかNetflixに入っていた。

ワケあり婚前女性と雇われた誘拐人の、パキスタンからインド各所を巡る逃避行。行く先々で名前を変え、現地を満喫し、次の場所に向かう。ストーリーとしては面白いのか分からないけど、二度と同じ場所には戻らないという刹那的な魅力が際立っているように思った。

最初は暗く殺伐としてパッとしなかったけど話が進むにつれて景色は綺麗になってくる。陽光が木や地面を淡く照らしていて印象的。特にラストシーン、立つ鳥跡を濁さずっていう言葉に儚さを足したような感じでやけに印象に残ってる。

ラーディカーのサバサバしながらも闇深い感じがとても良かった。あと裸体ガッツリ映っててびっくりした。デーヴ・パテールは文句無しにかっこいい。銃を向ける目に悪魔が宿っているようでゾクゾクする。
ジム・サルブの役どころは悪い男というより嫌な男なのが妙技。これでフィルマークス内にあるジム・サルブ作品は一応コンプリートした。マジで推しです。
てれ

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